丹沢塔ノ岳の日時計は昭和40年(1965年)7月18日に神奈川県山岳連盟により建設設置されました。
以後平成16年(県山岳連盟創立50周年)に、銅板の腐食などで修理が行われました。
さらに設置から半世紀が経ち、風化により設置台(セメント)から銅板が剥がれしばらく銅板が行方不明となっていました。
平成25年に尊仏山荘の主人らが斜面に転がっている銅板を発見し、復元修理を行いました。この日時計は、神奈川県山岳連盟が、毎年国に借地料を支払い今日にいたっています。今後もずっと、神奈川県山岳連盟が維持管理するものです。

礎石にはめ込まれた銘には次の通り記載されています

日時計建設の辞

このたび私たちの愛する丹沢が国定公園に指定され日本の名山の仲間入りをした。これは本県知事、内山岩太郎氏の長い間の努力の賜物であり、知事は丹沢の事についてほかにも路々を開いたり数々の建物や道標等を作られた。私達は知事のこの徳を後々までも記念するためにここに日時計を建設した。私達はこの日時計に日が差す限りその徳を讃え伝えることにしよう。
昭和四十五年五月十五日 全日本山岳連盟、神奈川県山岳連盟 会長 尾関 廣

写真は平成25年復元修理前後のもの

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