4月8日、第79回森林づくりボランティア活動が行われ、8名が活動に参加した。この活動を以って30年度の活動が開始され、活動の母体である「県民と協働による森林づくり実行委員会(新定着型森林づくりボランティア活動)」の10年間協定の最終年度を迎える。

平成39年度活動の最終回となった第78回森林づくりボランティア活動が、3月18日、煤ケ谷水源林のフィールドで開催され、9名が集まった。この日の活動は、シイタケ菌の植菌班と作業経路補修班の2つに分かれ、夫々で汗を流した。植菌班は2月の活動で玉切りにして乾燥させておいた榾木に、ドリルでせん孔し、シイタケ菌の駒を金槌で打ち込みと、植菌後の養成を行った。作業経路補修班は伐材を利用しての階段横木と杭の製作と現場までの搬送を行った。じっとしていても汗ばむほど陽気の中、それぞれの労働が加わって一層の汗をかき、平成30年度の活動に幕を閉じた。

2017年11月25日土曜日~26日日曜日の2日間でハイキングに必要なスキルを総合的に学ぶ講習会を実施しました。この講習会の特徴は、少人数(講師比率1:4以下)のグループで座学と実習登山をおこなうことで、受講生の知識や経験に応じて不足している部分を補強することが可能になることです。今回の参加者は受講生6名、講師は山岳指導員2名。

初日の午前中は座学、午後は実習登山を行いました。午前中3時間は山岳スポーツセンターの和室でテーブルを囲んで理論的なことや実習登山で使う用語や技術の再確認。登山道以外は歩くことが困難であることや山の魅力と危険は表裏一体であることなど山の概要について、衣類や用具選びの基本的な考え方、地図とコンパスの基礎知識などを学習しました。午後は大倉高原までの往復コースで登山道のナビゲーション実習を中心に行いました。分岐での方角確認、等高線で表される地形と実際の地形との照合、登山道の危険箇所の指摘など。

2日目は実習登山をおこないました。山岳スポーツセンターから戸川林道を歩いてナビゲーションの復習。歩きやすい林道は地図とにらめっこしながら歩くのには最適でした。また歩測(複歩)による距離の測定を体験しました。戸沢出合の登山道が川を横切る地点では徒渉の実習、ルートファインディングの重要性を確認しました。政次郞尾根の標高差600mの登りでは登山の体力に関する指標である「メッツ」の測定をおこないました。1時間12分で8メッツ台、1時間30分で7メッツ台、2時間で6メッツ台という指標を暫定的に作り測定しましたが、参加者全員7メッツ台で歩くことができました。ただし荷物は前提の「体重の10%」より軽かったこと、簡易的な測定だったこともありあくまでも目安となります。続いて行者岳のクサリ場では危険箇所の動作や徒渉同様ルートファインディングの重要性を学びました。それほど混雑していなかったので登高、下降のトレーニングができました。その後烏尾山を経て三ノ塔まで縦走し、三ノ塔尾根を下って山岳スポーツセンターに戻りました。三ノ塔頂上から数百メートル下った登山道脇には神奈川県山岳連盟が保全活動として裸地の植林をおこなっている場所があり、そちらの見学もおこないました。

コースタイム:11/26(日)山岳スポーツセンター7:00-新茅荘9:30-戸沢出合9:50-烏尾山13:10-三ノ塔13:50-牛首15:20-山岳スポーツセンター16:10

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2018年2月17日に鎌倉アプルスでアウトドアミーティングを行いました。参加者は個人会員3名、一般参加2名、正会員2名の合計7名。

金沢文庫駅から北鎌倉駅まで6時間、晴天のもと和気あいあいとおしゃべりをしながら簡単なハイキングを楽しみました。自分たちの山の体験、行きたい山やあこがれの山、神奈川岳連の話などいろいろな話題を話し合いました。途中の天園では温かい豚汁を作って食べました。

コースタイム:金沢文庫駅9:08-六国峠入口9:18-9:34能見堂跡-10:36金沢動物園入口(トイレ)10:50-11:46大丸山(横浜市最高峰)11:58-12:46横浜市最高地点-12:57大平山下広場(豚汁)13:37-14:18半僧坊分岐-14:38明月院前-14:46北鎌倉駅14:49

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2月24日と25日の両日、第七回山の自然セミナーを開催した。今回の開催は、昨年11月に神奈川県自然環境保全センターと登山道維持補修管理事業の委託業務協定を締結したことから、「登山道」をてテーマに座学・実地研修を行った。尚、この委託業務協定は平成34年3月31日までを期間と行うものである。セミナーの第一日目は県立山岳スポーツセンターにて座学、第二日目は大山イタツミ尾根にて実地研修を行ったので報告する。

第一日目は連盟会員など25名の参加を得て、神奈川県自然環境保全センター自然公園課・自然保護課から専門職の方々から「丹沢大山国定公園における登山道」をテーマに自然公園の状況や公園歩道の状況について1時間ほどのレクチャーを受けた。その後神奈川岳連で行っている自然保護活動の報告や自然保護指導員制度や自然保護の諸知識について学習を行った。

第二日目は連盟会員など15名が参加して、実際の補修活動などを行った。まだ1月野大雪の残雪のある大山イタツミ尾根に向かい、鍬やスコップを手に、水切り溝の堆積物の除去や除雪などに汗を流した。

第7回山のz自然セミナー1

第一日目、レクチャーに聞きいる(山スポにて)
第二日目の画像は「続きを読む」をクリック

平19年1月14日、山神祭として開催した第74回森林ボランティア活動に9名が参加、山神祠の詣でて、2017年の無事故を感謝し、20118年も引き続き無事故活動も継続を誓った。煤ケ谷水源林をフィールドにした森林ボランティア活動は、2009年4月に10ヶ年の契約で県と覚書きを交わし、継続してきたもの。長期間この活動継続できていることに、感謝する次第。

 

山神祭2018