平成30年8月11日、大山阿夫利神社下社(標高約700m)にて、連盟主催の「かながわ山の日in大山2018」を開催した。スタッフの連盟会員から一般の登山者や参詣客(約100名)へ、缶バッジや登山安全のお神札など記念品を手渡で配った。この日、思い思いのコースで下社に集中登山した連盟会員によって「登山安全」祈願の拝礼と祝賀式典が行われた。締めくくりのプログラムとして行った「山のミニライブ」ではシンガーソングライターの「芳晴さん」が出演、名曲の弾き語りに盛り上がった。

山の日2018

下社境内下の会場広場にて連盟スタッフ一同(画像提供:大山阿夫利神社様)

8月5日、丹沢大山・イタツミ尾根にて、第4回登山道補修ボランティア活動を開催、8名が参加した。炎天の猛暑の中での作業。全区間2.1キロ地点までの点検と水切り溝の泥掻き、階段部の土嚢積み、下段側面の踏み込み防止対策などを約3時間ほど掛け実施し、13時頃解散となった。

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活動の起点であるヤビツ峠上の野外卓にて参加メンバー達

7月8日、丹沢大山・イタツミ尾根にて、第3回登山道補修ボランティア活動を開催、8名が参加した。梅雨明けとは言うもの、天気は昼頃にかけて不安定に変わり、蒸し暑い中での作業。ヤビツ峠から5分ほど登ったところにある野外卓やベンチが設置された広場の草刈りが当日のメインの活動。ススキなどが膝上ほどに茂り、広場の利用が阻まれるほどの状況。昼食の前の2時間半ほどをかけて、快適な場所に仕上げた。午後からは、登山道の500mの区間にある水切り溝の泥搔きと路上点検を行い、14時ころ解散となった。

3回登山道補修1

2018年6月12日(火)19時~21時、かながわ県民活動サポートセンターで机上講習をおこないました。

参加者は9名(男5、女4)

講習に先立ち参加者に読図やナビゲーションについてのアンケートをとりました。結果は末尾に記載します。

講習の流れ

アンケート

  • 山の危険についての話題(遭難統計資料・二つの本の引用) 
  • 山の概要
  • 読図とナビゲーション
  • 登山に用いられる地図

◎演習1、ルートの計画(2.5万分の一の登山地図を使用して地点とコースタイムと予定時刻を記載)

  • 地図の整置
  • 等高線
  • 地図上の特徴物

◎演習2、尾根・谷・山頂・コルの色分け(塔ノ岳が中心の1万分の一地形図を使用)
色分けでどんなことに気づいたか

  • コンパス
  • 磁北
  • 方角を測る
  • 方角に沿って歩く

◎演習3、山頂あるいは分岐で進行方向をコンパスにセットして進む(2.5万分の一地形図を使用)

  • 距離の測定
  • 歩数
  • 歩行時間

◎演習4、演習1の登山地図と比較、(1.25万分の一地形図A3版を使用)

使用した資料

 

アンケート結果

知識とテクニック

質問1:等高線と縮尺について知っていますか
良く知っている0名、ある程度知っている5名、あまり知らない3名、まったく知らない1名

質問2:地図記号を知っていますか(登山でよく使う地図記号(三角点・徒歩道・滝・堰堤・送電線・植生・ガケなど))
良く知っている0名、ある程度知っている3名、あまり知らない4名、まったく知らない2名

質問3:地図の等高線を見てピーク、鞍部(コル・峠)、尾根、谷がわかりますか
良くわかる2名、ある程度わかる3名、あまりわからない3名、まったくわからない1名

質問4:実際の山で地形を見てピーク、鞍部(コル・峠)、尾根、谷がわかりますか
良くわかる1名、ある程度わかる4名、あまりわからない3名、まったくわからない1名

質問5:地図上で方角を測ることができますか(例えば地図上のあるピークから別のピークへの方角(北東とか45度とか))
常にできる0名、だいたいできる4名、あまりできない3名、まったくできない2名

質問6:実際の山で方角を測ることができますか例えば現在地からあるピークへの方角(北東とか45度とか)
常にできる0名、だいたいできる3名、あまりできない2名、まったくできない4名

質問7:地図上で距離を測ることができますか(例えば地図上のあるピークから別なピークまでの水平距離(○○km))
常にできる1名、だいたいできる3名、あまりできない2名、まったくできない3名

質問8:実際の山で距離を測ることができますか(例えば山頂から登山道分岐までの距離(○○m))
常にできる0名、だいたいできる0名、あまりできない7名、まったくできない2名

質問9:地図の整置ができますか
常にできる0名、だいたいできる2名、あまりできない2名、まったくできない5名

スキル

質問10:登山中、地図の整置が必要な状況かどうか判断できますか
常にできる0名、だいたいできる1名、あまりできない2名、まったくできない6名

 

平成30年6月6日開催された丹沢大山クリンピア21の40周年祝賀式典にて、神奈川県山岳連盟が環境保全に功労があったとして、表彰を受けた。

クリンピア21の活動は、連盟創立50周年に行った大倉尾根源次郎沢源頭と神之川屏風尾根で行った一斉清掃登山を機に本格化したクリーン活動が定着し、丹沢大山国定公園内での「ゴミ持ち帰り」運動(クリーンピア21)へと連盟内で定着。自然保護指導員・自然公園指導員や加盟協会を主軸に活動を行ってきた。こうした連盟の永年の功労に対し、丹沢大山クリンピア21の会長から表彰状を授与された。

5月13日、丹沢二ノ塔にて開催した第九回環境登山(パートⅠ)に27名が参加、二ノ塔山腹(海抜1050m付近)へ、ケヤマハンノキ100本、ニシキウツギ100本の計200本を植栽した。今回の実施は20⒕年~2015年に植栽したエリアへの捕植として行った。

この日、午後から降水確率80%との天気予報であったが、午前中の曇り空を突いて、菩提峠から日本武尊の参道を植栽地に向け苗木手分けして搬送。10時頃植栽地に到着。早速植栽作業に入り、1時間ほどで、200本植栽を完了した。植栽を終えるほどに強風が吹きだし、作業後の集合写真を撮影する間もなく下山となった。出発地の菩提峠に戻ると、遠くから正午告げるチャイムが聞こえた。忙しい環境登山の開催であったが、全員怪我無く、雨にも遭わず、閉会となった。

尚、この活動、2018年3月1日~6月15日まで開催のグリーンウェイブ2018に登録しています。

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